あけましておめでとうございます。 2024年4月に起業し初めての新年を迎えました。昨年は多くの方々にサポートをいただき一歩前へ進むことが出来ました。 まだまだ小さな会社ですが宜しくお願いいたします。
宿泊業界では急激な売上回復の裏で人件費や原価高騰などが大きな課題となっております。 世間では「宿泊料金が高くなった」と言われておりますが、様々なコストを考慮すると適正価格と言ってもいいのではないでしょうか。しかし、販売価格に対しての「需要(ゲスト期待値)と供給(提供品質)のバランス」がとれているかとなると疑問があります。
今回は「需要(ゲスト期待値)と供給(提供品質)のバランス」についてお話ししたいと思います。
需要(期待値)と供給(品質)のバランス
需要と供給のバランスが大切だと言われていますが、宿泊施設が大切にしなくてはならないのは「期待値と品質のバランス」です。ゲストの期待値(=需要)と品質(=供給)のほうが遥かに重要です。特に、期待値=販売価格であり、高くなっても利用してくれているゲストに対して真剣に考える必要があります。
販売価格は以前の2.5倍、提供している品質(サービスやアメニティなど)は何も変わっていないという施設もありますし、人材不足で品質が格段に落ちている施設もあるくらいです。私は顧客満足度の研修も行っていますが「期待値と品質のバランス」のことを考えている施設が少ないことに驚いています。確かにインバウンド需要が増えているので価格を上げても予約は入るでしょう。しかし、期待値を大きく下回る品質の提供は、大袈裟ではありますが以下のことが発生します。
- 口コミが下がる。
- 選ばれなくなる。
- 販売価格を下げる。
- コスト高で利益が減る。
- 給料が上がらない。
- 更なる人材不足。
- 運営ができなくなる。
- 経営破綻。
当たり前のことですが忘れていませんか?将来的な経営悪化を招く前に今から「期待値と品質のバランス」にしっかり向き合ってみましょう。
なかなか身内では気が付かないこともあります。弊社で品質に関わる調査や考え方の浸透、プライシングなどアドバイスさせていただくことも可能です。少しでも気になることがあればお気軽にお問い合わせください。